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ニラ(種・苗)

基本情報

基本情報

ニラ(種・苗)

栽培難易度

多年草のため長く収穫を楽しめるニラ。1年で数回収穫でき、越冬して3年ほど栽培を楽しめてお得です。寒さや暑さ、病害虫にも強いため初心者にもおすすめ!カロテン・ビタミンが豊富に含まれる緑黄色野菜が、プランターで旺盛に育ちます。

科名 属名
ユリ科ネギ属(ヒガンバナ科ネギ属)
収穫までの期間
約1~2ヵ月
主な病気
うどんこ病・さび病・白絹病・白斑葉枯病
主な害虫
アブラムシ類(特にネギアブラムシ)・アザミウマ類(特にネギアザミウマ)・ハダニ類・ヨトウムシ類
生育適温
15~25℃
必要な栽培スペース
プランターの周囲に10cmほど余裕があればOK。
水やり
土が乾いたらたっぷりと水やりします。
弱酸性~中性(適正酸度はpH6.0~7.0)。
必要に応じて、植え付けの1週間以上前に苦土石灰などで調整してください。

栽培スケジュール

栽培スケジュール
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種まき・植え付け

準備

プランター
一般的なプランターでも野菜用のプランターでもOK。
横長のプランターのほうが多く収穫できておすすめ。
深さは20cmくらいあれば大丈夫です。
野菜用の培養土
市販の「野菜用培養土」を使うと手間がかからず、プランターに入れるだけなので簡単です。適正酸度はpH6.0~7.0で、酸性土壌を嫌うため、その点にも留意して土を選びましょう。
化成肥料
多肥性の野菜なので、元肥タイプを使用しない場合は化成肥料を土に混ぜます。また、生育中も追肥を施すようにしましょう。
底石用の軽石+ネット袋
ネットに底石になる軽石を入れ、軽石を水で洗った後、プランターの底に敷きます。

植え付け

1. 苗の準備

購入時のポイント

種からも栽培は可能ですが、初心者には苗からの栽培がおすすめです。

  • 葉が元気に上を向いているもの
  • 葉の緑色がキレイなもの(枯れていない)
  • 害虫がついていないもの
ポイント
植え付ける際に気をつけること

株分けしたものを植え付けると、早く収穫できますが、古い株は収穫量が減るので注意!苗から植え付けると3年ほど楽しめておすすめです。種まきからスタートしたい場合は4月頃に播種しましょう。

2. 苗の植え付け

プランターの準備

深さが20cmくらいのプランターを用意しましょう。ネットに底石になる軽石を入れ、軽石を水で洗った後、プランターの底に敷いてください。

植え付けの手順

  1. 底石の上に培養土を入れます。 2~3cmほどウォータースペースを残してください。
    (苦土石灰などで調整が必要な場合は1週間以上前に準備しておきましょう)
  2. 土の表面を平らにして、間隔を15~20cmあけて植え付けます。
  3. 植え付け後、たっぷり水をやります。
ポイント
植え付ける際に気をつけること

1つの植え穴に4本ほどまとめて植え付け、きちんと根が活着するように株元を押さえて、根と土に隙間ができないようにします。

植え付け時期

5~6月頃

栽培・収穫

育て方

1. 水やり

苗からの場合は、根腐れに注意し、土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにしてください。

2. 土寄せ

苗を植え付けてから約1ヶ月後、土寄せしておきましょう。その後も、株元の成長点(分岐している部分)の下が出過ぎた際は土寄せします。

3. 追肥

土寄せ後、水やりのついでに希釈した液体肥料を追肥しましょう。
2週間に1回くらいのペースでの追肥がおすすめです。

収穫

タイミング

葉が20cm以上に伸びてきたら、株元を3~4cm残して、園芸バサミなどを用いてカットしましょう。20cmに達しなくても、混みあうようなら風通しを良くするために収穫すると、害虫予防にもなります。
1年目の収穫は9~10月頃に1回、2年目以降は5月頃から数回繰り返し収穫できます。収穫後に液体肥料を施すと、収穫量が増えておすすめです。
11月頃、寒くなってくると枯れてきますので、枯れたら園芸バサミなどで刈りとり、野菜用の固形肥料を土に混ぜ込み、増し土をしておきます。ニラは寒さに強く、ワラなどを敷く必要はなく、そのまま外で越冬可能です。

トウ立ちに注意!

成長しすぎるとトウ立ちしてくるので、蕾が開く前に摘みとりましょう。蕾に栄養がいってしまい収穫量が落ちてしまうので、注意してください。

種をとりたい場合は?

収穫する場合は蕾が開く前に摘み取りますが、種をとりたい場合は収穫後期に蕾を残し、花を咲かせてください。小さな白い花が咲き終わると、種をとることができます。
病気・害虫

病気

うどんこ病

葉に斑点ができ、白っぽいカビのようなものが生え、やがて枯れます。うどんこ病は気温が高く湿度が低い環境(4~10月に多い)で、温度が17~25℃ぐらいのときに発生しやすくなります。真夏・真冬は発生しにくいです。

うどんこ病

対処法

  • 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
  • 対処症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子を見ます。ちぎった葉はビニール袋に入れてゴミとして捨てるなど、廃棄することが重要です。うどんこ病になってきた箇所は元通りにはなりませんが、初期段階で対応することで、被害の拡大を抑えられます。

さび病

鉄のさびのような橙色の細長い楕円状の小さい斑点ができる、カビによる病気の1つ。やがて表皮がやぶれて黄色の胞子が露出し、症状が進行すると枯れてしまいます。

さび病

対処法

  • 予防株が弱ると発生しやすくなるので、定期的に追肥しましょう。

白絹病

カビが原因の病気の1つ。菌の色は白色や黄色、ひどい場合は褐色。初期は地面と接する部分に斑点ができて、進行するとその周り(主に株元)に白いカビが発生します。

白絹病

対処法

  • 予防水はけのいい土を使うことで発病のリスクを軽減できます。高温・多湿で発病しやすいので、株が混みあってきたら、こまめに収穫するのもポイントです。
  • 対処発病したら、その株の周りの土と一緒に処分しましょう。

白斑葉枯病

カビが原因の病気ですが、病状はアザミウマの食害痕に似ていて、白い細かな斑点を形成。3cm程度の長細い病斑を形成し、進行すると葉全体が枯死します。

白斑葉枯病

対処法

  • 予防多湿条件で発生しやすいため、株間をあけて、風通しをよくしておきましょう。
  • 対処発病したら、その株の周りの土と一緒に処分しましょう。

害虫

アブラムシ類

ニラはネギ属のため、黒ゴマみたいな「ネギアブラムシ」がつきやすいです。アブラムシ類とは、植物や野菜に群生する昆虫で、体は小さく、1~4mmほどしかありません。しかし、群れになって植物を襲うので大きな被害を受けます。アブラムシ類が植物につくと、植物は汁を吸われて成長が止まり、やがて枯死します。また、アブラムシ類の排泄物に菌が発生し、葉が黒くなることもあります。さらに植物ウイルス病を媒介し、植物を全滅させるなどの被害をもたらすこともあるので、油断ができません。

アブラムシ類

対処法

  • 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
  • 駆除多く発生している場合は、薬剤を使用ください。

アザミウマ類

ニラはネギ属のため、アザミウマ類の中でも「ネギアザミウマ」が発生しやすいです。細長い虫が葉の汁を吸い、葉がカスリ状に白くなります。

アザミウマ類

対処法

発生初期は、症状が出た部分を排除して様子を見ましょう。症状が広がる場合はできるだけ早く薬剤を使用します。

ハダニ類

ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。葉裏に寄生して汁を吸うため、葉に針先でつついたような白い小斑点ができます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。

ハダニ類

対処法

  • 予防特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
  • 駆除ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。駆除する場合は、手で捕殺しなくても、水で流すことが可能です。葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。

ヨトウムシ類

夜行性で夜の間に葉を食害。食欲が旺盛で、せっかく育った葉を全部食害される恐れがあります。9月~10月あたりは、特に注意しましょう。
裏に卵を産み、若齢幼虫(5齢幼虫まで)はそのまま葉につき、大きくなる(6齢幼虫以降)と土の中にもぐり夜活動するため“夜盗虫”と呼ばれます。食害されているのに“犯人“を発見できない場合はヨトウムシ類の仕業かもしれません。

ヨトウムシ類

対処法

  • 予防防虫ネットをかけるのもおすすめですが、ネットをかける前に必ず、あらかじめ害虫がついていないことを確認してください。
  • 駆除ニラにつくヨトウムシに適用のある薬剤を散布するか、プランター栽培の場合はプランターごと水浸しにして水没させることでも駆除可能です。苦しくなって浮き上がってきたところを割り箸などで掴み、駆除してください。
    ※使用回数・使用方法は商品ラベルを確認して正しく使用してください。
よくあるご質問

よくあるご質問

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