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ズッキーニ(苗)

基本情報

基本情報

ズッキーニ(苗)

栽培難易度

見た目はキュウリ、果肉はナスに似ているズッキーニは、別名「つるなしカボチャ」とも呼ばれます。イタリア料理やフランス料理によく使われる野菜で、日本でもスーパーなどで購入できる身近な野菜になりました。ウリ科の植物ですが、つるが無いので場所をとらずベランダでも育てやすいですよ。

科名 属名
ウリ科カボチャ属
収穫までの期間
約60日
主な病気
うどんこ病・灰色かび病
主な害虫
アブラムシ類・ウリハムシ・ハダニ類・コナジラミ類
生育適温
20~25℃ 低温にも比較的強い
必要な栽培スペース
深さが30cm以上のプランターを選び、周囲には約15cm以上余裕を持たせます。
日当たりのよい場所。
水やり
土の表面が乾いていたらたっぷりとあげます。
乾燥を好む野菜ですが、根が浅いので水切れには注意しましょう。
弱酸性~中性(pH6.0~6.5)

栽培スケジュール

栽培スケジュール
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種まき・植え付け

準備

プランター
45L以上の野菜用大型プランターを使用します。
(直径30cm以上、深さ30cm以上)
1株ごとに1つのプランターに植えつけます。
野菜用の培養土
市販の「野菜用培養土」を使うと手間がかからず、プランターにいれるだけなので簡単です。
化成肥料
元肥タイプを使用しない場合に化成肥料を土に混ぜます。また、生育中の肥料として使用します。
底石用の軽石+ネット袋
水はけをよくするためにプランターの底に入れます。その際、ネット袋があると片付けの際楽なので、ネットに入れて底に浅めに敷きます。

植え付け

1. 苗の準備

購入時のポイント

初心者は種よりも苗を買うのがおすすめです。
次のポイントに注意して苗を選びましょう。

  • 丈夫な苗を選ぶ
    • 双葉がしっかり残っているもの
    • 節間が詰まっていてガッシリしているもの
    • ポットの底から白い根が出ているもの
  • 健康な苗を選ぶ
    • 葉色が濃いもの
    • 根鉢がしっかりとできているもの
    • 病害虫がいない・病害虫の被害を受けていないもの
    • 本葉が4~5枚程度のもの

2. 苗の植え付け

プランターの準備

底石用の軽石をネットに入れて、軽く水で洗いプランターの底に薄く敷いてください。それから、土をプランターの8分目程度を目安に入れてください。

植え付けの手順

  1. スコップで苗よりも少し大きめの大きさの穴を掘ります。
  2. 人差し指と中指で苗をやさしく挟んで、そのままポットごとひっくり返し、土の部分を崩さないようにゆっくりポットを引き上げる
  3. 苗をやさしく鉢土ごと①の穴に植えます。このとき、鉢土の1/5がプランターの土からでるくらいに浅く植えるのがコツです。
  4. 株間を15~20cmあけて、3株植えます。
  5. 植えたら土を2~3cmかるくかけ株元を軽く手で押さえます。
    底から水が出るぐらいたっぷり水をあげましょう。
ポイント
植え付ける際に気をつけること

苗の根は非常にデリケートなので、傷つけないように丁寧に扱いましょう。根を傷つけると病気になりやすくなったり、そこから枯れてしまうことがあります。

栽培・収穫

育て方

1. 追肥

苗が育ってきてから肥料を与えることを追肥といいます。
一番果(一番最初についた実のこと)がなり始めた頃に、固形肥料をプランターの淵に沿って10gほど与えます。
ズッキーニは次々と実をつけるので、肥料切れを起こさないよう20日に1度は追肥しましょう。
液肥の場合は製品の指示にしたがって希釈し、散布します。

2. 人工授粉(人口受粉)

ズッキーニは雄花と雌花が別々に咲くため、確実に実をつけるために人口授粉をしましょう。雌花が開花してきたら、受粉適期です。

花のガクの下に膨らみがあるものが雌花、ないものが雄花です。雄花を根元から取って、おしべを雌花のめしべに軽くこすりつけましょう。または、綿棒や筆を使って雄花の花粉をとり、めしべにつけることもできます。
雄花は午後にはしぼんでしまうため、開花したら午前9時頃までに受粉を行うようにします。

収穫

タイミング

開花から4~6日後、実の大きさが20cmほどになったら収穫の時期です。収穫が遅れて実が大きくなってしまうと、味が落ちるだけでなく株にも負担がかかるので要注意。
花が付いた状態の果実も「花ズッキーニ」といって食用にできます。こちらは10~15cm程度の大きさになったら収穫します。

収穫方法

葉や茎のトゲに気を付けて、実の部分を持ち、ハサミでヘタの部分を切って収穫します。
病気・害虫

病気

うどんこ病

葉に斑点ができ、白っぽいカビのようなものが生え、やがて枯れます。うどんこ病は気温が高く湿度が低い環境(4~10月に多い)で、温度が17~25℃くらいのときに発生しやすくなります。真夏・真冬にはあまり発生しません。

対処法

  • 予防

    特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
    長期間予防するには薬剤を使用します。

  • 対処

    症状が軽い場合は感染した葉だけちぎって様子を見ます。ちぎった葉は必ず廃棄することが重要です。
    症状が出た葉は元には戻りませんが、薬剤を使うことで病気の進行を止めることができます。

灰色かび病

葉の緑が黒くなったり、花が褐色になってシミのような病斑ができる病気で、カビ(糸状菌)が原因です。菌糸を植物の中にのばして栄養分を吸収し、進行すると葉や花弁が腐敗して枯れます。灰色の粉(分生子)が生じて、伝染しやすくなることもあるので、早めに防除する必要があります。

対処法

  • 予防

    日当たりや風通しを良くします。
    特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。

  • 対処

    発生初期は、症状が出た部分を排除して様子を見ましょう。症状が広がる場合はできるだけ早く薬剤を使用します。

害虫

アブラムシ類

アブラムシ類は、様々な植物や野菜に群生する昆虫です。体は小さく、1~4mmほどしかありません。しかし、群れになって野菜を襲うので大きな被害を受けます。
アブラムシ類が野菜につくと、養分を吸われて成長が止まり、やがて枯死します。また、アブラムシ類の排泄物に菌が発生し、葉が黒くなることもあります。
さらに植物ウイルス病を媒介し、植物を全滅させるなどの被害をもたらすこともあるので、油断ができません。

対処法

  • 予防

    特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。

  • 駆除

    数が少ない場合は、セロハンテープなどで取り除きましょう。
    多く発生している場合は、薬剤を使用ください。

ウリハムシ

黄色や赤茶色の甲虫です。大きさは0.6~1cmほどで、5月と8月に大量発生します。ウリ科の植物の葉や花を好み、成虫は葉を円弧状に食べて穴をあけます。
被害に遭うと、野菜の成長が悪くなってしまう恐れがあり、ひどい場合は枯死させることもあります。
また、ウリハムシは幼虫にも気を付ける必要があります。ウリハムシの成虫は野菜の株元に卵を産みます。その卵が孵り幼虫になると、幼虫は土に潜って根を食い荒らしてしまうのです。
多く発生している場合は、薬剤を使用ください。

対処法

  • 駆除

    成虫を見つけたら、その都度捕殺するようにしましょう。ただ、ウリハムシは捕まえようとすると素早く逃げてしまうので、ウリハムシの活動が鈍くなる、気温が低い午前中に駆除するようにしましょう。

ハダニ類

ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。
葉裏に寄生して汁を吸うため、葉に針先でつついたような白い小斑点ができます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。
被害が進行するに従って葉色は悪くなり、草花や野菜では落葉して枯れることもあります。

対処法

  • 予防

    特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。

  • 駆除

    ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。
    駆除する場合は、水で流すことが可能です。葉の裏側まで洗い流すように勢いよく水をかけましょう。
    多く発生している場合は、薬剤を使用ください。

コナジラミ類

コナジラミ類は葉裏に寄生して汁を吸い、被害が進むと、葉緑素が抜け白っぽくなります。
繁殖力が強く、薬剤に対する抵抗力もつきやすいのが特徴です。夜になると植物の成長点(葉の先端)付近の葉裏に集まり動かなくなりますので、このときに退治しましょう。
コナジラミ類が排泄した後の葉や花の表面に、すす病が発生したり、ウイルス病を媒介したりすることがあります。

対処法

  • 予防

    特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。

  • 駆除

    数が少ない場合は、セロハンテープなどで取り除きましょう。
    多く発生している場合は、薬剤を使用ください。

よくあるご質問

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