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アスパラガス(苗)

基本情報

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アスパラガス(苗)

栽培難易度

“鮮度が命”と言われるほど、収穫直後がとにかく美味しいアスパラガスは、家庭菜園におすすめの野菜の1つです。日に当たって元気に育ったグリーンアスパラガスの穂先には、疲労回復効果でも有名なアスパラギン酸がたっぷり!1度収穫が始まったら長く楽しめ、芽が出ると数日でニョキニョキ伸びて、すぐ収穫できます。連作も可能!

科名 属名
ユリ科アスパラガス属
収穫までの期間
約1~2年 ※多年草のため1度植えたら10年ほど毎年収穫可能。収穫量のピークは5年目前後。
主な病気
茎枯病(くきがれびょう)・紫紋羽病(むらさきもんぱびょう)
主な害虫
アブラムシ類・コナジラミ類・ジュウシホシクビナガハムシ・カメムシ類・ヨモギエダシャク
生育適温
10~30℃ 乾燥にはやや弱い
必要な栽培スペース
プランターの周囲に約10cmほど余裕があればOK
水やり
乾燥に弱いので、土の表面が乾いていたらたっぷりとあげます。
弱酸性~中性(適正酸度はpH6.0~7.0)。
必要に応じて、植え付けの1週間以上前に苦土石灰などで調整してください。

栽培スケジュール

栽培スケジュール
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種まき・植え付け

準備

プランター
アスパラガスは土の中で根をしっかり張るので、深さが20cm以上ある深めのプランターを用意しましょう。10号以上を使って1株植えてください。2株植えたい場合は、容量が20L以上を選んで使用してください。
野菜用の培養土
市販の「野菜用培養土」を使うと手間がかからず、プランターに入れるだけなので簡単です。適正酸度はpH6.0~7.0で、酸性土壌を嫌うため、その点にも留意して土を選びましょう。
化成肥料
多肥性の野菜なので、元肥タイプを使用しない場合は化成肥料を土に混ぜます。また、生育中も追肥を施すようにしましょう。
底石用の軽石+ネット袋
ネットに底石になる軽石を入れ、軽石を水で洗った後、プランターの底に敷きます。

植え付け

1. 苗の準備

購入時のポイント

種からも栽培は可能ですが、収穫までに3年もかかるので「根株」の購入がおすすめです。

  • 根株は何年目のものかを確認してから購入

    (2年目の根株は収穫開始が翌年、3年目の根株はその年から収穫可能!)

  • 古い根や傷んだ根がないもの

2. 苗の植え付け

プランターの準備

深さが20cm以上ある深めのプランターを用意しましょう。ネットに底石になる軽石を入れ、軽石を水で洗った後、プランターの底に敷いてください。

植え付けの手順

  1. 底石の上に3~4cmほど土を入れて、一旦底から水が出るまで水をかけます。
  2. 表面の水が無くなったら化成肥料を入れ、さらに土を5cmほど加えます。
  3. 根を傷めないように気をつけながら、根株を広げ、真ん中に芽がくるようにします。
  4. 芽の上からさらに土を入れ、最後にたっぷり水をやります。
ポイント
植え付ける際に気をつけること

長期栽培が可能なアスパラガスは、最初の植え付けが肝心!肥料を好む野菜なので、元肥として化成肥料を施しておきましょう!植え付け後、グリーンアスパラガスを収穫する場合は太陽の光にたっぷり当ててあげてください。

植え付け時期

春:4月上旬~5月下旬
秋:9月上旬~10月下旬

栽培・収穫

育て方

1. 水やり・追肥

土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげてください。
芽が出始めたら、追肥は2週間に1度、化成肥料10gをプランターのふちに沿ってまき、土と混ぜてなじませてください。肥料切れを起こさないように注意しましょう。成長期・収穫期は2週間に1回くらいのペースで、水やりの際に液体肥料を与えて追肥するのがおすすめです。
肥料をたっぷり与えるため雑草も旺盛に成長しやすいので要注意です。雑草が生えてきたら早めにとるように心がけてください。

2. 支柱立て

株が成長すると背が高くなるため、倒れないように早めに支柱を立てましょう。光をたくさん浴びることができるように、茎葉は大きく広げるようにします。

収穫

タイミング

収穫量の多い時期は4~6月です。次々に芽が出てきて、10月頃まで収穫できることもあります。アスパラガスは芽が出始めると、数日で茎が20~30cm程度に成長!タイミングを逃すと茎が硬くなってしまい、また次の芽も出にくくなるので、よく観察して収穫しましょう。
すべての芽を摘み取ると株が弱って翌年の収穫量が減るので、6月以降に出る芽はそのまま伸ばしましょう。

収穫方法

茎が20~30cm程度に成長したら園芸バサミでカット。手で折って収穫してもOKです。
“鮮度が命”のアスパラガスはあまり日持ちしないので、食べる直前に収穫するのがおすすめ。
すぐに食べられない場合は横にせず、鉢で育てているのと同様に穂先を上に縦にして保存すると、鮮度が落ちにくくなります。
ポイント

グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスは品種が違うのではなく、太陽の光の当て具合によるものです。芽が出る前、春先に土を覆いかぶせ、芽を日に当てずに伸ばせばホワイトアスパラガスになります。

来年の収穫に向けての準備

秋の終わり頃、地上に出ている葉が枯れたら株元で切って、雑草を取り除いてください。
このとき、お礼肥として追肥と土寄せをします。芽出しの助けをするために、2~3月頃に化成肥料を5g程度まきます。越冬中も根は生きているので、適度に水やりしましょう。

越冬の準備

切ったワラやもみ殻をかぶせて越冬させるのが一般的ですが、ワラの代用として、切った株を再利用することも可能です。凍害による被害に遭わないためにも、寒さ対策をしましょう。
病気・害虫

病気

茎枯病(くきがれびょう)

茎枯病とは、茎の部分に褐色の斑点ができ、茎全体に菌が広がっていき、やがて枯れる病気です。病害虫には比較的強いアスパラガスの、代表的な病気となっています。早期に発見してすぐ対処することが大切です。

茎枯病(くきがれびょう)

対処法

  • 予防

    土の過湿によるカビの繁殖が原因となりやすいので、水はけのよい土を使います。植え付け前の土壌消毒が効果的です。茎が混みあわないように注意し、風通しを良くしておきましょう。
    収穫期の終わり頃に芽を残しておくと、旺盛に成長し、木のようになってきます。寒くなり、黄色っぽく枯れてきたら、株元を切って雑草をとり除き、防寒対策をしましょう。

紫紋羽病(むらさきもんぱびょう)

紫紋羽病とは、土壌中の糸状菌の一種が原因となる病気です。根が紫色の菌糸で覆われて、根から水や栄養を吸収できず腐敗し、地上に顔を出している茎の部分もやがて枯れます。

紫紋羽病

対処法

  • 予防

    伝染源は土壌の中であるため、植え付け前の土壌消毒が効果的です。新しい土を使用すれば、発生のリスクを軽減できます。

害虫

アブラムシ類

他の作物と比べて特に被害に遭いやすい訳ではありませんが、作物全般につきやすいアブラムシはアスパラガスにも発生します。穂先(先端の部分)にアブラムシがつきやすいですが、見つけづらいのでこまめに観察してみてください。

アブラムシ類

対処法

  • 予防

    特定防除資材の「酢」が原料の製品の散布がおすすめです。

  • 駆除

    早期発見できるようにこまめに確認。見つけ次第、駆除しましょう。

コナジラミ類

コナジラミが発生すると、排泄する甘露のついた葉や花の表面にすす病が発生したり、ウイルス病を媒介したりすることがあります。

コナジラミ類

対処法

  • 予防

    特定防除資材の「酢」が原料の製品の散布がおすすめです。

  • 駆除

    数が少ない場合は、セロハンテープを利用することもできます。多く発生している場合は、薬剤を使用してください。

ジュウシホシクビナガハムシ(十四星首長葉虫)

アスパラガスの仲間を好んで食べる害虫として有名。成虫は体長6~8mmくらいで、身体は赤く、14個の黒い点があることが名前の由来になっているようです。春になって暖かくなってくると、越冬した成虫が柔らかい先端部分を食べるため被害部分の成長が止まり、茎が変形・変色してしまいます。幼虫の主な発生時期は5~9月。頭が黒っぽく、身体は灰色っぽい緑色のイモムシで、成長した幼虫は体長10mmほどになります。

対処法

春になって暖かくなってくる3月~5月頃に、越冬した成虫が加害を開始するので、この時期によく観察して、見つけ次第、駆除しましょう。幼虫は収穫終盤に見かけるようになります。幼虫・成虫どちらも有効成分ジノテフラン配合の薬剤の使用が効果的です。成虫が活動する春先の日中の使用がおすすめです。

カメムシ類

それほど被害は多くありませんが、茎に浅く陥没状の傷があったり、吸汁によって穂先が曲がってしまったりします。

対処法

有効成分ジノテフラン配合の薬剤の使用が効果的です。また、見つけた場合は駆除してください。

ヨモギエダシャク

シャクガの仲間であるヨモギエダシャク。名前の通り、ヨモギに発生しやすいですが、実際には幅広く食害し、幼虫がアスパラガスの葉を食べることもあるので注意してください。幼虫は淡緑色~褐色で、成長すると6cmほどになります。

ヨモギエダシャク

対処法

見た目が枝と似ているため見つけにくいです。大量発生はしにくいので、大きな被害になることはあまりありませんが、見つけ次第、駆除します。

よくあるご質問

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