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モンステラ(観葉植物)

基本情報

サトイモ科に属するモンステラは、熱帯アメリカ原産の植物です。南国を思わせる光沢がある濃い緑色の葉が特徴で、お部屋に飾るインテリアグリーンとして人気があります。
切り込みや穴の入った独特な形の葉は、黄色や白の斑入りのものや、小型のものから驚くほど大きなものまで種類も様々です。

モンステラ(観葉植物)

温度

モンステラは高温に強い植物ですが、寒さには強くないので5℃以上の環境に置き、霜に当たらないよう注意しましょう。
暖かい時期は屋外でも育てられますが、冬場は室内に入れるようにしてください。

育て方

1. 水やり

土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るくらい水やりしてください。
水の与えすぎは観葉植物を枯らしてしまう原因になりますので、常に土が湿っている状態にする必要はありません。屋外や夏場などは土が乾きやすいですが、屋内で育てていると湿った状態になりやすいので、根腐れには十分注意しましょう。
またホコリや病害虫を防ぐために週1回程度、霧吹きなどで葉水するのもおすすめです。

2. 肥料

肥料が無くても育ちますが、与えると成長が早くなります。肥料を与える場合は、春から秋(4月~10月頃)の生育期に行います。
与える肥料は固形肥料と液体肥料のどちらでも大丈夫ですが、液体肥料の場合は濃度に気をつけて希釈して与えましょう。

3. 栽培環境と栽培のポイント(増やし方含む)

  • 生育環境屋内や日当たりの悪い環境でも育ちますが、日光が不足すると葉色が悪くなります。
    直射日光に当てると葉焼けを起こすことがありますので、直射日光とエアコンの風が当たらない、明るい場所がベストです。
  • 剪定モンステラは成長が早いので、古くなってきた葉や黄色くなった葉、邪魔な葉は葉の付け根から切り取りましょう。
    日光が当たる方に葉を向ける性質があるので、時々向きを変えてバランスよい形になるようにし、バランスを見て伸びすぎた茎は切り取るようにします。

4. 植え替えのポイント

成長が早いのですぐに根がパンパンになり、根詰まりを起こして栄養を吸収できなくなってしまいます。
1~2年を目安にひと回り大きい鉢に植え替えるようにしましょう。植え替え時期は5~7月頃が最適です。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。

方法

用意するもの
  • 現在のものよりもひと回り大きな鉢 または好きな鉢
  • 観葉植物の土
  • 底石
  • 底あみ
ドラセナ_植替①
  • 鉢の底穴に底あみを置きます。

    鉢の底穴に底あみを置きます。

  • 底石を、底あみが隠れるぐらい入れます。

    底石を、底あみが隠れるぐらい入れます。

  • 鉢に培養土を浅めに入れます。

    鉢に培養土を浅めに入れます。

  • 観葉植物の鉢の底から根が出ていたら、切ります。

    観葉植物の鉢の底から根が出ていたら、切ります。

  • 観葉植物を鉢から取り出します。抜きにくいときは、鉢のフチを軽くたたいてみてください。

    観葉植物を鉢から取り出します。抜きにくいときは、鉢のフチを軽くたたいてみてください。

  • 根を軽くほぐします。

    根を軽くほぐします。

  • 新しい鉢に入れます。隙間があると根がはらず枯れる原因になるので、土をしっかり入れてください。

    新しい鉢に入れます。隙間があると根がはらず枯れる原因になるので、土をしっかり入れてください。

  • 最後に水をたっぷりあげてください。

    最後に水をたっぷりあげてください。

害虫

アブラムシ類

体色は黄緑色のものから黒褐色まで多様だが、黄緑色のものが多い。
植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。ウイルス病を媒介することもあります。

アブラムシ類

対処法

  • 駆除

    発生したら農薬を使って早めに退治。室内栽培なら食品原料生まれのスプレーがおすすめ。

ハダニ類

ハダニ類は0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。雌は交尾しなくても産卵することができるため、一匹いればどんどん増えていきます。また、クモの仲間なので、クモと同様に糸を出します。

葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。数が多くなると白くカスリ状にまとまって見えます。被害が進行するに従って葉色は悪くなり、落葉して枯れることもあります。

ハダニ類

対処法

  • 駆除

    ハダニ類は小さい虫のため、見えないという人もいます。そういった場合、おかしいと思う葉裏に白い紙を置いてみて、息を吹きかけた時に動き回る小さな虫がいたらハダニ類です。糸が絡んでいるときもハダニ類の可能性があります。
    駆除する場合は、食品原料生まれのスプレーなら室内栽培でも使いやすいです。

カイガラムシ類

非常に種類が多く、そのため、被害の状態も様々です。
多くの種類は成虫になると足が退化して、貝殻に似た殻や綿のようなものを被っています。移動するのは主にコナカイガラムシ類で体の表面に粉状のものをつけています。
枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。排泄物がすす病を誘発することもあります。

カイガラムシ類

対処法

  • 予防風通しをよくする。古い枝は剪定する。
  • 駆除見つけたら、殻などで覆われているため駆除が難しいです。ブラシ等で葉や茎を傷めないようにこすり落としてください。

キノコバエ

土の中の有機物(堆肥等)に生息し、特に春と秋に多く発生します。
腐敗した植物・朽木・樹皮を摂食するため、観葉植物やプランターの周りでよく目にします。

キノコバエ

対処法

  • 予防コバエ用の粘着捕獲着器を設置したり、コバエよけ効果のある薬剤を散布しておいたりして予防しましょう。
  • 駆除コバエに効果のある駆除剤を使用してください。

ナメクジ

口器におろし金のような多数の歯のある舌を持ち、植物を削り取るように食べる。
植物が茂って湿気の多いところに多く生息しており、昼間は潜んでいて、夜になると活動する。
移動の際に粘液を出して歩行するため、這った後に白っぽく光る筋が残る。

ナメクジ

対処法

  • 予防鉢に近寄らせないように、目立たない薬剤を鉢の下に設置して被害を防ぎましょう。
  • 駆除見つけたら捕殺するようにしましょう。

よくあるご質問

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