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今年の夏はグリーンカーテンに挑戦!
暑い夏も快適に過ごそう。

日本の夏が「猛暑」「酷暑」と表現されるようになって久しいですね。あの真夏の暑さを思い出して、今からちょっと憂鬱になっている方もいるかもしれません。今年は暑い夏の対策として、強い日差しを遮って自然の木陰を作ってくれる「グリーンカーテン」にチャレンジしてみませんか?一見難しそうに見えますが、最初の設置さえしっかりしておけば、あとは植物の力でどんどん成長して立派なグリーンカーテンを作ってくれますよ。

ガーデニングの楽しみ方2019/05/23

グリーンカーテン初めの一歩

グリーンカーテンのメリットは?

グリーンカーテンは別名、「緑のカーテン」や「エコカーテン」と呼ばれています。ゴーヤーやツタ(アイビー)などのツル性の植物を窓の外や壁面の近くに張ったネット等に這わせることで、茂った葉っぱが窓からの日差しを遮って、室内温度の上昇を抑えてくれます。このようなカーテンとしての遮光の役目の他に、植物が吸収した水分を葉から蒸発させて周りの熱を奪い、涼しい空気にしてくれるという嬉しい効果も。自然の涼風を取り入れれば、環境にも体にも優しいですよね。

またグリーンカーテン用の植物に実が食べられるものを選べば、収穫が楽しめるというメリットも。おすすめは夏の野菜の代表格であるゴーヤー。可愛い黄色の花を愛でた後は、緑の実を収穫して料理に使ったり、苦みの少ない黄色の実を楽しんでみたりしてもいいですね。南国の果物として有名なパッションフルーツや、ヘチマやひょうたん(瓢箪)もグリーンカーテンに適しています。

グリーンカーテンにおすすめ野菜:ゴーヤー

初めてグリーンカーテンに挑戦する方は、育てやすくて実も食べて楽しめるゴーヤーがおすすめです。次からゴーヤーのグリーンカーテンの作り方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。盛夏に間に合うように、植え付けの時期が遅れないよう準備しておくことがポイントです。

用意するもの

  • プランター:深さが30cm以上ある深めのプランターを用意
  • 土:元肥の入っている市販の野菜用培養土を使うと簡単
  • 底石:ネットに底石となる軽石を入れておく
  • ゴーヤーの苗:本葉が3~4枚で、葉色の濃いがっしりとした丈夫な苗を選ぶ

種から育てることもできますが、初めてゴーヤーを育てるなら失敗が少ない苗から育てましょう。材料が揃ったら日陰を作りたい窓際などの場所にプランターと材料を運び、以下の手順で進めていきます。

  1. ネットの設置:
    日陰を作りたい場所を選び、プランターを設置します。
    プランターに底石を敷き、その上に野菜用の培養土を入れていきます。
    プランターの淵から2~4cm程度をウォータースペースとしてあけておきましょう。
    次にツルもの用ネットや支柱、を立てます。ネットは風であおられないようにできるだけピンと張っておくことがポイントです。
  2. 植え付け(5月初旬~末頃まで):
    用意したゴーヤーの苗を逆さにして、ポットからはずします。この時に、根鉢(根が張っている部分)をくずさないように注意しましょう。
    株と株の間は、30cmほど離して植え付けます。
    幅が65cmのプランターなら、2株が植え付けの目安になります。
  3. 病害虫対策:
    ゴーヤーは比較的虫がつきにくいですが、葉がかすり状の白い傷がついたり(コナジラミ)、実が変形したり(カメムシ)、実に穴があいたり(ウリノメイガ)する被害が出る前に防虫ネットで予防しましょう。にがうり(ゴーヤー)に適用のあるスプレーを使うのも効果的です。
  4. 摘心・誘引:
    背丈が50cm前後になったら、摘心(一番上の芽を摘むこと)し、子づる・孫づるの枝葉が混み合わないように麻ひもなどで誘引します。
    より涼しいカーテンにするために、手作業でつるを誘引して葉が満遍なく茂るよう気を配りましょう。
  5. 収穫・管理:
    グリーンカーテンの場合は葉を茂らせることを優先し、ネットの半分くらいに育つまでは、実も花もつく前に取り除くようにしてください。
    ゴーヤーは実が出来たら、緑色で未熟なうちに収穫します。
    また、収穫が始まったら、追肥を2週間に1回与えます。
  6. 片付け:
    夏が終わり、株が衰え傷んできたら、日差しを取り込むためにも、支柱やネットなどを撤去します。

グリーンカーテンを楽しむ

自分で作るグリーンカーテンならではの楽しみ方

完熟したゴーヤー 干しゴーヤー

料理に使うゴーヤーは緑色の未熟な実を使用しますが、収穫が遅れると黄色くなって完熟します。そして中には真っ赤な種が。この種の周りの部分は果物のように甘いので、機会があれば味わってみてください。(種の中心部分は食べられません。)また周囲の黄色い実の部分も、苦みが少なく美味しく食べられるので、サラダなどに活用できます。実が沢山収穫できたら、スライスして半日~1日干して「干しゴーヤー」を作ってみましょう。保存がきくので便利ですよ。
お店ではあまり売っていないものを体験できるのも、ガーデニングの楽しみの一つですね。

アサガオ フウセンカズラ

お花を楽しみたいなら、アサガオやフウセンカズラを選んでみてはいかがでしょうか。アサガオは生育旺盛で育てやすい夏を代表するお花。混合色で植えると、色々な色を楽しめます。風船のようなかわいい実をつけるフウセンカズラも、グリーンカーテンにおすすめ。ある程度成長したら、新芽を摘んで摘芯するようにしましょう。脇芽が増えて横に広がりやすくなるので、遮光効果がアップします。

手軽に作れるゴーヤー料理2品

食事にもう一品欲しいな、という時に便利!簡単にできるゴーヤー料理を2品ご紹介します。

ゴーヤーとツナのサラダ

〈材料〉(2人分)
収穫したもの:15cmほどのゴーヤー1/2本
その他の材料:ツナ 1缶、タマネギ1/2個、マヨネーズ 大さじ3 塩・こしょう(少々)

  1. ゴーヤーは種をとって薄切りにし、塩もみして軽くゆででおく。
  2. タマネギは薄切りにして水にさらした後、水気をきっておく。
  3. ツナ、ゴーヤー、タマネギをボールに入れ、マヨネーズを入れてあえる。
  4. 好みで軽く塩コショウをふり、お皿に盛りつけて完成。

ゴーヤーの卵いため

〈材料〉(2人分)
収穫したもの:中サイズのゴーヤー1本
その他の材料:卵 2個、オイスターソース 小さじ2、油 適量

  1. ゴーヤーは種をとって薄切りにし、水にさらした後、水気をきっておく。
  2. ボールに卵を入れ、ときほぐしておく。
  3. フライパンに油を入れて熱し、ゴーヤーを入れて軽く炒めたらオイスターソースを加える。
  4. とき卵を入れたら手早く混ぜて火を止め、お皿に盛りつけて完成。

いかがでしたか?グリーンカーテンを初めて作る時はネットの設置やツルの誘引など戸惑うかもしれませんが、あまり難しく考えず、植物の成長に合わせて自由に楽しんでくださいね。ゴーヤーはシーズン中、沢山の収穫が期待できます。ぜひ色々なレシピにもチャレンジしてみてください。

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