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ガーデニングの大敵「雑草」対策。
除草剤を上手に活用しよう。

気温の上昇と共に、グングン育つお庭の木々や草花。菜園や花壇で大切に育てている植物が育っていく様子は嬉しいものですが、それと同時に、いやそれ以上に伸びてくるのが様々な雑草たち。抜いても抜いても生えてくるので、ガーデニングにおける大敵と言っても、過言ではないでしょう。草むしりにお疲れの皆さん、この機会に便利な「除草剤」を試してみませんか?

病害虫の対策2018/05/24

雑草の知識と基本対策

そもそも「雑草」ってどんな植物?

「雑草」とは、農地や庭などで栽培目的で育てている植物以外の草全般を指します。つまり実際には「雑草」という植物の種類はなく、「雑草」であるかどうかはその人の主観や感じ方による、ということです。春になると土から頭を出すツクシとスギナ、明るい黄色の花を咲かせるタンポポや、小さな青い花をつけるオオイヌノフグリも、お庭に入り込んでくる厄介な「雑草」と判定されてしまっても、仕方のないことかもしれません。

対策をするには、まず種類を知ることから始めましょう。大きく分けると「一年生雑草」と「多年生雑草」、それから「広葉雑草」と「イネ科雑草」に分けられます。 「一年生雑草」は毎年新しい種子によって生えてくる雑草で、これに対して「多年生雑草」は、土の上の部分は枯れても地下で根が生き残り、また翌年も生えてくる宿根草の雑草のことを指します。
次に、葉の形に注目してください。「広葉雑草」とは葉の形が広い雑草で、「イネ科雑草」は稲のように長い葉を持ちイネ科に属しています。

これを組み合わせてグループ化してみましょう。例えばメヒシバ、スズメノカタビラ、エノコログサは1年で枯れるイネ科の植物ですので「一年生イネ科雑草」に、イネ科ではないホトケノザは「一年生広葉雑草」に分類されます。1年で枯れるから、と安心してはいけません。花を付ける頃まで放っておくと、種が遠くまで飛ばされて翌年には更に繁茂する、という状況になりかねません。
カタバミ、スギナ、セイタカアワダチソウ、タンポポは「多年生広葉雑草」です。つまり季節を過ぎると一見枯れたように見えますが、根の部分はしっかりと残っていて翌シーズンにはまた発生してきます。土の中の見えない場所まで注意を向ける必要があるので、なかなか駆除が難しい雑草と言えるでしょう。

草むしりが格段に楽になる?チェックポイント5つ

一般的な除草手段と言うと、手で抜くか鎌(カマ)などで刈っていく方法が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。ただの単純作業と思うなかれ。ちょっとした気配りで、除草が格段に楽になるかもしれません。

ポイント① 除草に最適な時期を選ぶ

天候の悪い日は避け、夏なら日差しの少ない朝か夕方に、無理のない時間で行いましょう。また雑草の種類と特徴を把握しておいて、増えてしまう前に先手を打って草むしりするのがコツですよ。

ポイント② 準備、装備をしっかりと

あらかじめ道具(カマ、スコップ、クワ、広範囲なら草刈り機など)のお手入れをしておきましょう。服装は虫に刺されないように、長袖・長ズボンが基本。作業前に虫よけ剤をスプレーしておくのもおすすめです。手には必ず、軍手やガーデニンググローブを。夏場には帽子をかぶって熱中症対策をし、適度な休憩と水分補給をお忘れなく。

ポイント③ 優先順位を決めておく

玄関前などの目立つところや、狭い範囲から始めましょう。草むしりは思っている以上に時間がかかるもの。完璧を目指すより、適当なところで区切りを付けることも、時には重要です。

ポイント④ 地面を湿らせる

雨の翌日か、晴天が続いているなら軽く水を散布してから草取りしましょう。土埃を防ぐと共に、草が抜きやすくなります。

ポイント⑤ 草が生えにくくなる対策を検討する

雑草を抜いた後、砂利やウッドチップ(木材)を敷きつめることで、ある程度は成長を抑制できます。市販されている防草シートを併せて使うと、更に効果的です。または、まくだけで雑草の処理ができる、除草剤の使用を検討してみませんか?場所に合わせて使い分けすることができて、種類も豊富。次からは除草剤の種類と使い方についてご紹介しましょう。

除草剤の活用方法

除草剤を初めて使う方へ

除草剤は大きく分けて2タイプ。液体タイプである「液剤」と、固形タイプである「粒剤」があります。
液剤のメリットは、薬剤が浸透しやすいため枯れ始めるのが早いこと。その一方で薬剤が残りにくいので、効果が長続きしにくいデメリットがあります。反対に粒剤は効果が長続きする一方で、水がかかって溶けないと効果が現れにくく、枯れ始めが遅い傾向にあります。最近は粒剤の持続効果を持った液体タイプ、といった便利なものもあります。除草剤選びに迷ったら、目的と効果で選んでみましょう。

少々難しい話になりますが、除草剤には農薬登録されているものとそうでないものがあります。農薬は作物や環境への影響が試験・評価され、野菜や花を育てる場所や庭木の下などの栽培している植物周りで使用できる「農耕地用」と、使い方を守れば樹木等が生えている周辺で使用できる「緑地管理用」に分けられます。
農薬登録されていない除草剤は植物を植えていない場所でのみ使用でき、「農薬ではありません」、「非農薬」と表示されています。

除草剤には様々な種類がありますが、どのタイプであっても、まずは商品のパッケージ裏に書かれている使用方法や使用量をきちんと守ることが大切です。

参考にしたい様々な除草剤

植物を育てている方の中には、除草剤に対して「大切な植物も枯らしてしまうのでは?」という不安がある方もいるかもしれません。除草剤には、かけた周囲を枯らすものと、かけた場所だけを枯らすものがあります。大切に育てている植物から少し離れた場所で、かけた場所だけを枯らすタイプの使用をおすすめします。
小さいお子さんやペットのいるご家庭では、農薬を使用することに少なからず抵抗があるかもしれません。除草剤の成分には、食品由来の有効成分を使用したものや、食酢を使用したものもあります。この機会に一度、安心できる成分が使われているものを探してみてはいかがでしょうか。

除草剤は、除去が難しいコケ用の除草剤や、虫よけ成分をプラスした除草剤など本当に多種多様。上手に選んで活用して、雑草に悩まされないガーデニングライフを目指しましょう!

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