ジャガイモの葉がまだら模様なのは、病気でしょうか?
ウイルスが原因の病気で、モザイク状のまだら模様が葉に現れます。収穫期を迎えていないのにもかかわらず葉が黄色くなったり、縮れている葉があったりする場合は、この病気の可能性が高いでしょう。
ジャガイモのモザイク病(別名:ウイルス病)は、アブラムシ類等の害虫によって媒介され、症状が拡大していくため、害虫が発生する発生前から予防・対策しておくことが大切です。通年発生しますが、アブラムシ類の発生が多くなる4~11月は発生しやすくなります。
まず、検疫済みの無病の種芋を用意してください。食用として販売されているジャガイモは、栽培用ではないのでウイルス病・モザイク病に掛りやすいので、使わないようにしましょう。
事前にアブラムシ類を予防しておき、それでも症状が出てしまったときは発生初期に対策してください。薬剤での防除がおすすめですが、一度発病してしまった箇所は治らないため、ひどい場合は株ごと抜いて、周辺の株への拡大を防ぎましょう。
ジャガイモの場合は、ばれいしょのアブラムシ類に適用のある薬剤を使用します。周辺の株への媒介を防ぐため、発病した株だけでなく、同じ種類の作物全体に散布するのがポイントです。

ジャガイモのモザイク病の症状