トウモロコシの葉に付くアブラムシの対策を教えてください。
イネ科のトウモロコシにはアブラムシ類のうち、ムギクビレアブラムシ、ムギヒゲナガアブラムシ、トウモロコシアブラムシ等が発生しやすいです。アブラムシの幼虫・成虫が口針を、新芽・葉・花・茎・子実などに差し込んで汁液を吸って、植物を弱らせていきます。アブラムシ類はモザイク病を媒介したり、ベトベトの排泄物を出してすす病を発生させたりするため、早めの防除を心掛けましょう。
土の窒素(N)成分が多いと発生しやすくなるため、窒素肥料を施しすぎないようにしてください。
アブラムシ類は栽培期間全体を通じて発生しやすいですが、雄穂(株の先端の穂)が出た7月以降に密度が増加するので、大量発生している箇所はカットして被害が広がらないように注意します。
雄穂が出る前に予防効果のある薬剤を散布したり、発生初期に薬剤を散布したりすることで大量発生を防ぐことが可能です。