オクラの苗を植え付け後少しずつ元気がなくなり枯れました。
苗立枯病かもしれません。5~6月の雨が続く梅雨時期に、高温多湿で発生しやすくなる病気です。土壌の病原菌によって伝染していきます。
葉先が枯れ、地際付近の茎が萎れて細くなり、症状が進行すると苗が倒れます。オクラの他に発生しやすいのは、トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、カボチャ、キャベツ、ネギ等です。
多湿状態によって蔓延しやすくなるので、水はけのいい土壌で育てるようにしましょう。苗立枯病の病原菌は越冬し、春が訪れ気温が暖かくなってくると病原菌が繁殖・蔓延してしまいます。前年に感染した場合は土壌消毒を行うか、プランター栽培は土の入れ替えをしてください。
高温多湿が苦手なので、種から育てる際は深植えしないようにし、苗から育てる際は適期である5~6月中旬頃に定植します。
発病を発見した場合は、すぐに苗を抜き取り、株元の土も一緒に処分して、隣の株への感染を防ぎましょう。

オクラの苗立枯病

葉先や地際付近の茎が枯れてしまう症状