水はたっぷりあげているのにウメの葉が丸まってしまいます。
水切れや根詰まりによっても、葉先が枯れたり葉が丸まったりすることもありますが、そうでない場合は、丸まっている葉っぱを広げてみましょう。もしかしたら、アブラムシ類が寄生して吸汁しているかもしれません。
アブラムシ類を食べる天敵のヒラタアブやテントウムシ、アブラムシ類のベトベトした排泄物(甘露)に集まってくるアリを見かけやすくなります。
収穫目的で栽培している場合は、「ウメ」または「小粒核果類」のアブラムシ類に登録のある薬剤を利用します。梅の木は高さが10mに及ぶこともあるので、葉裏の虫も駆除できる浸透移行性の薬剤がおすすめです。食品成分にこだわる場合は特定防除資材の「酢」が原料の薬剤を使用するという選択肢もありますが、その場合は葉の裏側にもたっぷりスプレーしてください。
適期に剪定をして風通しや日当たりをよくし、アブラムシ類が発生しにくい環境にしてあげましょう。ウメの剪定のタイミングは、6~7月(夏季剪定)と12~1月(冬季剪定)の年2回です。

丸まった梅の葉

梅の葉のアブラムシ