パンジー・ビオラの葉が白いのですが、病気ですか?
うどんこ病の可能性があります。うどん粉をまぶしたような白いカビ(糸状菌)が広がっていく病気です。胞子が飛散して周囲に広がっていくので、被害が拡大してしまう前に対策しましょう。
様々な植物の葉に発生する一般的な病気で、パンジー・ビオラでもよく発生が見られます。
窒素過多になると発病しやすくなるので注意してください。密植を避け、必要に応じて剪定を行い、風通しをよくすることが予防にもつながります。また、花が枯れたあとの「花がら」もこまめに摘むようにしましょう。
発生初期に気付き、被害の葉が少なければ、被害部分だけを取り除いて様子をみます。被害範囲が広がっている場合は光合成に影響が出てしまい収穫量も減少してしまいますので、薬剤の散布も良いでしょう。
予防の場合は特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。被害が大きい場合は、うどんこ病の病原菌の胞子の発芽を阻害し、病原菌の侵入を防ぐ効果もある、殺菌成分「ペンチオピラド」が含まれた薬剤が良いでしょう。

ビオラのうどんこ病