チューリップについている、米粒より小さい虫は何ですか?
米粒が5mm前後ですから、それより小さく、肉眼で確認できるとなると、アブラムシ類ではないでしょうか。チューリップには、チューリップヒゲナガアブラムシ等をはじめとするアブラムシ類が発生しやすいです。発生したアブラムシ類の排泄物によって、モザイク病を発症してしまうこともあります。
アブラムシ類の発生が特に増えるのは4~6月と9~10月。春に発生し、夏にやや発生が減り、再び秋に増えます。そのため、よく発生する時期の少し前に予防として、特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。既に多く発生している場合には、チューリップまたは花卉類のアブラムシ類に登録のある農薬の使用をご検討ください。
また、窒素肥料を多く与えるとアブラムシ類が発生しやすくなりますので、追肥の際には、リン酸が高めの肥料を選ぶといいでしょう。

チューリップに発生したアブラムシ類