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ジャガイモ

ジャガイモの葉が網目状にボロボロです。対策はありますか?

葉脈を残して網目状・さざ波状に食害されている場合、テントウムシダマシの幼虫または成虫の可能性が考えられます。成虫の体長は約6~9mmで、見た目は益虫のテントウムシにそっくりですが、ナス科栽培における主要害虫です。テントウムシダマシには光沢がなく、よく見ると全身に毛が生えています。黒い斑点が28個あり、ニジュウヤホシテントウ(二十八星天道)またはオオニジュウヤホシテントウ(大二十八星天道)と呼ばれます。

越冬した成虫が4月頃からジャガイモの新芽や若い葉を中心に食害し、産卵して孵化した幼虫(体長は成熟幼虫で約7~10mm)が葉裏に群生して被害を拡大していきます。数が増えると塊茎(かいけい※食用部分)の肥大が悪くなり、収穫量が減少してしまうため、発生初期の対処が重要です。

テントウムシダマシジャガイモをはじめとするナス科の植物を特に好んで食害します。ナス科のナストマトピーマントウガラシ、ホオズキ等を近くで育てると被害が拡大しやすくなるため、ナス科の野菜を複数育てる場合は、距離をとるようにしましょう。

幼虫は葉裏に群生しやすいため、葉の裏側もくまなくチェックしてください。幼虫や成虫を見つけ次第、捕獲して退治し、大量発生させないことが大切です。また、孵化して幼虫がつく前に、細長い黄色い卵(約1.5mm)を見つけてガムテープ等でとっておくと被害が小さく済みます。栽培場所の周辺の雑草をとったり落ち葉を拾ったりして、虫が潜む場所を減らすよう心がけてください。

ジャガイモのモザイク病の症状

テントウムシダマシの成虫

テントウムシダマシの幼虫

テントウムシダマシの幼虫

テントウムシダマシの食害痕

テントウムシダマシの食害痕

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