ゴーヤーが収穫できる大きさにならず黄色になり終わります。
ゴーヤーの実が小さかったり、実が小さいまま黄色くなってしまったりする主な要因として、受粉不良と生育不良があります。
受粉を手伝ってくれる蜂(ハチ)等が少ない環境では受粉不良が起きやすいです。受粉が上手にできなくても実は成長して種もできますが、充分な大きさにならずに終わってしまいます。また摘心を怠ったり、日当たりが悪かったり、肥料が足りなかったりすることでも実は小さくなってしまうので、その点にも注意してください。
ゴーヤーの場合は背丈が50cm前後になったら、摘心(一番上の芽を摘むこと)します。この摘心を怠ると、子づる・孫づるが出ず葉も少なくなり、収穫数も減ります。摘心して、子づる・孫づるを増やし、枝葉が混み合わないように麻ひもなどで誘引して、風通し・日当たりをよくしてあげましょう。ミツバチ等のハチがあんまりやってこない環境では自然に受粉できないこともあるため、人工授粉させてください。
【人工授粉のやり方】
作業する時間帯は朝がおすすめです。雄花の花びらをカットして雄しべをつけやすくし、雌花の中の雌しべに優しくつけてあげます。雌花の中心にある雌しべはやや黄緑がかった黄色です。雌花の下には小さいゴーヤーが実り、段々大きくなっていきます。

実が大きくならないまま完熟したゴーヤー