ダイコンの葉に5mm程度の穴をたくさんあける黒い虫は何?
ダイコンによくつくハムシで、コウチュウ目ハムシ科に属する園芸害虫、ダイコンハムシ(ダイコンサルハムシ)の仕業かもしれません。
ダイコンハムシ(ダイコンサルハムシ) は幼虫も成虫も食害しますが、若齢幼虫は葉の裏側から食害し、表皮を残すためコナガの被害と間違われることも多いです。成熟幼虫や成虫は表側からも食害し、表皮を残さずに小さな丸い穴をあけます。
幼虫の体長は7mmくらい。突起があり、テントウムシの幼虫のような形状をしています。幼虫の期間は2週間前後で、若齢の頃は黄色っぽく、成熟すると黒くなります。成虫は体長4mmくらい。体色は光沢のある黒色で、楕円形です。コウチュウ目ですが飛翔はせず、歩行して、ノミのように活発に動き回ります。寒さにも強く、冬でも食害が見られることもあります。