クリスマスローズの茎が黒く、灰色のカビで覆われています。
クリスマスローズの株元をよく確認してみてください。地ぎわが黒っぽく湿っていて、茎のまわりがグレーのカビで覆われているのであれば、灰色かび病が疑われます。別名ボトリチス病とも呼ばれる病気で、主に4~11月に発生し、特に梅雨時期は発生が目立ちます。
灰色かび病は過湿だと発病しやすいため、密植を避けて、日当たり・風通しのいい場所で管理してください。株元から病気になっている場合は株ごと抜くしかありませんが、被害が部分的である場合は、被害の出た花や葉を摘み取り、薬剤散布で様子をみることをおすすめします。特定防除資材の「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
開花期には追肥を施しますが、チッ素過多で発病しやすくなるため、P(リン酸)が高めの肥料を選びましょう。