アサガオの葉が白っぽくカサカサになってしまいました。
アサガオ(朝顔)の葉が、針で刺したようにポツポツと白くかすれたようになっている場合は、ハダニ類の仕業かもしれません。
ハダニ類は全長0.3~0.5mmほどで、ギリギリ肉眼で確認できるくらいの大きさです。葉について口針を刺して吸汁し、その跡が白っぽくかすれたようになります。クモのような糸を出すため、繁殖・悪化すると葉や蕾が糸で覆われたようになります。
ハダニ類の主な発生時期は3~10月で、特に梅雨明けから9月頃までよく見られます。
葉の裏側に潜んでいることが多いので、くまなく確認してみましょう。基本的に水やりは葉にかからないように株元に優しく与えますが、ハダニ類が発生している場合には、勢いよく水のシャワーで洗い流すようにしてください。
その後、葉が乾いたら薬剤を散布して予防・退治することをおすすめします。ハダニ類は葉裏に発生することが多いので、薬剤は葉裏を中心にまんべんなく散布しましょう。
発芽から日の浅い若い苗や、弱ってきた苗には害虫が発生しやすくなるので注意。摘心してつるが伸びてきたら、葉が混みあわないように意識しながら支柱やネットに誘引し、風通しをよくします。日当たりのよい場所で管理し、肥料も適量与えましょう。

ハダニ類の吸汁によってかすれたアサガオの葉の表側

アサガオの葉の裏側に寄生しているハダニ類