部分的にピーマンが変色しているのですが、病気でしょうか?
カメムシ類の幼虫・成虫が、茎、葉、果実を吸汁して被害を与えることがあります。果樹類で被害が多いですが、ピーマンやナスの果実も吸汁され、その場合は部分的に変色し、被害部分はブヨブヨと傷んだようになります。病気と間違えられやすいのでよく注意し、確認してみてください。
ナス科の野菜につきやすいのは、アオクサカメムシ、チャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ホオズキカメムシ等のカメムシ類です。葉の裏側に卵がまとめて産みつけられるので、孵化する前にとるようにしましょう。
カメムシ類の幼虫は孵化した植物に群生する傾向にあるため、発生初期に薬剤散布するのがおすすめです。
数が少なければガムテープなどで捕獲して、そのままくるんで捨てるという方法もあります。刺激を与えるとカメムシ類は悪臭を放つため、クサい分泌液が手につかないよう注意してください。石鹸・ハンドソープで手を洗ってもなかなかニオイはとれません。
発生するのがホオズキカメムシの場合は菜園の近くの雑草を除草して隠れ場所を減らすことも効果的です。

カメムシの吸汁痕

ピーマンを吸汁するカメムシ