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パンジー・ビオラ

パンジー・ビオラについた黒にオレンジ模様の虫に毒はある?

スミレ類を好んで食害するツマグロヒョウモンの幼虫かもしれません。幼虫は黒色のイモムシで、中央にオレンジの筋が入り、棘上の突起が並びます。成虫は名前の通り、ヒョウ柄のような翅を持ちます。

主な発生時期は4~11月頃で、年4~5回発生します。以前は西日本中心の発生でしたが、現在は北関東でもよく見られるようになりました。メス1匹あたりの産卵数が多いため、蝶が飛び始めたら卵を産みつけられていないかチェックしましょう。幼虫は食欲旺盛で、パンジー・ビオラの葉がほとんど食い尽くされてしまうことも…。被害が大きくなると枯れることもあるため、発生初期の対策が重要です。

既に発生している場合には、見つけ次第、1匹ずつ捕獲・退治するか、花卉類の鱗翅目(りんしもく)の幼虫に適用のある薬剤をご使用ください。

ツマグロヒョウモンの幼虫の棘には毒はありませんが、皮膚に刺さるとチクッとすることがありますので、触れないように注意しましょう。園芸用の手袋などをつけ、割り箸やトング等で捕獲してください。

花壇の近くにスミレ科の雑草が生えている際は、除草しておくことをおすすめします。毎年成虫を見かける場合には、産卵される前に防虫ネットをはっておくことも効果的です。

ツマグロヒョウモンの幼虫

ツマグロヒョウモンの幼虫

ツマグロヒョウモンの雄(オス)

ツマグロヒョウモンの雄(オス)

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