バラの幹に白いポツポツができているのですが、病気ですか?
写真のような症状の場合は、病気ではなく、 バラシロカイガラムシという害虫によるものです。動かないので病気と間違われることもありますが、バラシロカイガラムシはカイガラムシ類の一種で、雌成虫が幹などに寄生し、吸汁被害を与えます。大量発生すると樹勢が衰えるので、少ないうちに退治しましょう。
バラシロカイガラムシは、丸くて白い貝殻のようなロウ質物で覆われています。成虫は薬剤が効きにくいので、見つけ次第、ブラシなどで削り落とすのがおすすめです。バラの棘(トゲ)が刺さらないよう注意し、作業してください。
幼虫が発生する6~10月頃に、数回にわたり薬剤を散布するのも効果的です。

バラの幹に寄生するバラシロカイガラムシ