最近、ハエを見かけなくなった気がしますが?

ウジがわく場所がなくなっているのは確かです。
例えば、トイレが汲み取り式から水洗式に変わったり、ゴミの収集場所が整備されたりして、ハエの発生場所が少なくなっています。

コバエは、どこからやってくるんですか?

腐葉土にもともと卵があってそこから発生したりします。どの虫にも言えることですが、発生源がどこかにあります。種類によっては排水溝の中、腐った植物等が発生源になり、発生源は様々です。
コバエ、コバエと一口に言いますがそれは総称で、大変たくさんの種類がいます。また、種類によって生態が違うため、この種は捕獲できてもこの種は捕獲しにくいという問題がでます。あんな小さな虫ですが、好き嫌いがちゃんとあるんです。こちらを見てください。→『コバエを知る』

コバエをうまくキャッチする方法はありますか?

手でキャッチしようと何回もチャレンジしましたが、成功したことはほとんどありません。コバエは待つことが大事なんです。コバエがホイホイはコバエがよく来るように設計されています。手じゃなく、捕獲器でキャッチしてください。

あんなに小さいコバエをどうやって飼育しているんですか?

アイスクリームカップとか梅酒の瓶を使って、飼育しています。
蓋をあけたときに逃げ出さないようにちょっとした工夫が必要なんです。

コバエの種類はどうやって見分けるんですか?

外観で見分けますが、専門的になると、触角や翅脈(羽の模様)等で見分けます。
種類を特定することを「同定(どうてい)」と言います。

コバエっていつの間にかいなくなっていますが、どのくらい生きますか?

種類によって違いますが、短いものでは1週間程度です。
ショウジョウバエのように2ヵ月程度生きているものもいます。