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ガンコな汚れには、
もうウンザリ。
どうすればいい?

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お風呂掃除のコツ

お風呂掃除の前にチェック!洗剤選びのポイントと便利グッズまとめ

こまめにやればいいとわかっているのに、ついついサボってしまうお風呂掃除。放置していると、いつのまにかお風呂場がカビや水垢だらけ、なんてことにも。お風呂場が汚いと、1日の疲れを癒やすバスタイムも台無しになってしまいます。

頑固な汚れを掃除するのは面倒かもしれませんが、一度キレイにしてしまえばその後のお手入れも簡単になります。まずは大掃除のタイミングで始めるなど、思い立った時にお風呂をピカピカにして、気持ち良いバスタイムが続くようにしたいですね。

とはいえ、お風呂掃除をしようと思っても、何から手をつけたらいいか分からない人も多いのではないでしょうか。

そこで、このコラムでは汚れの種類とおすすめのアイテムをご紹介。汚れの特徴に合わせてアイテムを選ぶと、汚れを簡単に落とせるのでお掃除が効率的になります。道具をそろえれば、きっとお掃除のやる気も出てきますよ。

目次

お風呂の汚れの正体は?種類とそれぞれの違い

お風呂の汚れは大きく分けて、皮脂汚れや石鹸カスのように毎日蓄積していく汚れと、皮脂汚れなどを栄養源にして増殖するカビなどの菌による汚れの2種類があります。その中の6つの汚れについて、それぞれの違いを見てみましょう。

皮脂汚れ

こまめに掃除をしているつもりなのに、床や浴槽のエプロンがなんとなく黒ずんでいるなと思ったことはありませんか。これは洗い流された身体の皮脂が蓄積したもので、酸性の汚れです。

軽い汚れなら中性洗剤で落とせますが、なかなか落ちない場合はアルカリ性の洗剤を使いましょう。

石鹸カス

石鹸カスは、石けんが水垢と混ざったもので白くザラザラしています。プラスチック製のイスや洗面器などにつきやすく、なかなか落ちにくい汚れです。

石鹸カスはアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使うと効果的です。落ちない場合は、石鹸カスに皮脂汚れが混ざっているかもしれません。その場合は、酸性とアルカリ性の洗剤を両方使ってみましょう。

水垢

気がつくと鏡や蛇口まわりについている白いウロコのような汚れ、それは水垢です。

水垢は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分が、水分の蒸発とともに結晶化して残ったものです。アルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使って落としましょう。

湯垢

水垢汚れに石鹸カスや皮脂汚れなど色々な汚れが混ざったものは、湯垢と呼ばれるお風呂場特有の汚れ。浴槽に付くことが多いです。湯垢は皮脂汚れが混ざっていることが多いため、酸性とアルカリ性の両方の洗剤を使うのがおすすめです。

ピンクヌメリ(赤カビ)

ピンク色や淡いオレンジ色の汚れは、ピンクヌメリ。ロドトルラという酵母菌やメチロバクテリウムという菌が繁殖したもので、赤カビと呼ばれることもありますが、カビではありません。ピンクヌメリは簡単に落とせますが、人の皮脂などを栄養源にしてどんどん増えるので、汚れも一緒に掃除しないとまたすぐに発生してしまいます。

ちなみに、放置しておくと黒カビ発生の原因になることもあるので、早めに取り除きましょう。

黒カビ

カビは生きた菌の一種。栄養源があって温度と湿度が高いところであっという間に増殖します。特にお風呂場では、高い湿度を好む黒カビが発生しやすいです。

黒カビは時間が経つにつれて落としづらくなります。特に、パッキンなど柔らかい素材はカビ菌が根を張ってなかなか取り除けないことも。見つけたらすぐに除去し、日頃から黒カビが発生しないように予防することがとても大事です。

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汚れに合わせて洗剤を使い分けよう

お風呂掃除のコツは、汚れの種類によって洗剤を変えることです。

たとえば、簡単な汚れは中性洗剤で簡単に落ちますが、頑固な汚れや黒カビは他の洗剤を使うとキレイになります。

それでは、各アイテムの特徴をチェックしてみましょう。

お風呂用の中性洗剤

一般的にお風呂用の洗剤として販売されているものは中性です。水垢、皮脂汚れ、石鹸カスなどの簡単な汚れを落とします。毎日のお風呂掃除におすすめです。

重曹またはセスキ炭酸ソーダ

どちらもアルカリ性で、お風呂場の皮脂汚れや湯垢など酸性の汚れに効果があります

重曹は弱アルカリ性で少し水に溶けづらく、研磨効果があります。粉のままや、重曹ペーストやクレンザーにするなど、こすり洗いする掃除に向いています。

セスキ炭酸ソーダは重曹よりアルカリ性が強く、洗浄効果が高いです。水に溶けやすいので、水に溶かしてスプレーにすると色々な場所で使えて便利です。

重曹やセスキ炭酸ソーダは、環境や人体に優しい天然素材。キッチンの油汚れや洗面台の皮脂汚れのお掃除などにも使えるので、お掃除グッズとして人気です。スプレータイプも販売されているので、自分に合ったものを探してみてください。

セスキ炭酸ソーダスプレーの作り方

水500mlに対してセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を溶かし、スプレーボトルに入れて使ってください。(重曹スプレーにする場合は、水200mlに対して重曹小さじ2杯です。少し溶けづらいので、しっかり混ぜましょう。)

※メーカーによって分量が異なる場合があります。商品に記載されている説明も参考にしてください。

クエン酸

クエン酸は酸性で、水垢や石鹸カスなどアルカリ性のガンコな汚れに効果があります。粉末タイプを水に溶かし、クエン酸スプレーにして使用すると便利です(メーカーによって、スプレータイプも販売されています)。

クエン酸も天然素材で環境や人体に優しいので、重曹などと同様に人気です。キッチンや洗面台、トイレの水垢など、水回りお掃除で広く活躍するので、1つあると便利なアイテムですね。

ただし、クエン酸など酸性の成分は、塩素系カビ取り剤と混ざることで有毒ガスを発生してしまいます。パッケージに「まぜるな危険」などの注意書きがある洗剤と併用する場合、取り扱いに注意してください。

クエン酸スプレーの作り方

水200mlに対して小さじ1杯くらいのクエン酸を溶かし、スプレーボトルに入れて使ってください。

※メーカーによって分量が異なる場合があります。商品に記載されている説明も参考にしてください。

塩素系カビ取り剤

漂白および殺菌作用に優れており、浴室の床や壁、タイルの目地やパッキン、小物類などに発生した黒カビに効果があります。効果が強い分、目に入ったり皮膚に付いたりすると危険です。また、酸性の洗剤などと混ぜると、有毒なガスが発生して大変危険です。必ず単品で使い、取り扱いには注意しましょう。

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お風呂掃除にあると便利なアイテム一覧

汚れの種類と洗剤をチェックしたら、次はお掃除用具です。ブラシやゴム手袋など、お掃除を効率的に進めるためには必須のアイテムです。おうちのお風呂に合わせて必要なアイテムを用意しましょう。

スポンジ

浴槽、鏡、小物など色々な場所の汚れ落としに使える万能選手。お風呂用の大きめサイズのスポンジがおすすめです。

ブラシ

床や天井を掃除するときに使います。デッキブラシや短めの柄がついたものなど、様々なタイプがあります。小さめのブラシや歯ブラシなども用意しておくと、隙間など細かいところに使えて便利です。

ゴム手袋

塩素系カビ取り剤を使う場合は、肌に付かないようにゴム手袋を着けましょう。お肌が弱い方は、それ以外の洗剤を使う時もゴム手袋を着けることをおすすめします。

また、一生懸命汚れを落とそうとブラシなどで強くこすると、爪など手先を痛めてしまう場合があるので、予防として手袋を着けておくと安心ですね。

防カビ剤

防カビ剤は、お風呂場の空気中に浮遊するカビの原因菌や、落としきれない汚れの奥に浸透除菌し、浴室全体の黒カビを防ぎます。壁や天井など、お掃除しづらい部分まですみずみ簡単に防カビできるので、キレイな浴室をキープするために、おすすめのアイテムです。

その他

綿棒やキッチンペーパー、ラップやお掃除用のワイパーなど、必要に応じて用意しましょう。

まとめ

まとめると、お風呂掃除の準備のポイントは以下の通りです。

POINT
  • お風呂の汚れには、毎日蓄積していく汚れと、菌による汚れがある。
  • 酸性・アルカリ性など、汚れに合わせて洗剤を使い分ける。
  • ブラシや手袋なども用意して、お掃除を簡単・安全に。

ちょっとめんどくさいお風呂掃除も、汚れの種類や便利なアイテムがわかると、ちゃんとキレイにできそうな気がしますね。

「お風呂なび」では、浴槽や床など、場所ごとのお掃除方法や、カビを予防する方法についても詳しく紹介しています。ぜひチェックして、いつもキレイなお風呂空間を目指しましょう。

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