屋内塵性ダニの主な種類は、「ヒョウヒダニ(チリダニ)類」「ケナガコナダニ」「ツメダニ類」です。
■ヒョウヒダニ(チリダニ)類
屋内塵性ダニの7~9割を占めるのが、コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニです。
人の垢やフケ、カビ、食品のくず、昆虫の死骸等を食物とし、屋内のカーペットやタタミなどに多くいます。
成虫だけではなく、死骸、脱皮殻、糞などを吸入することにより、喘息などの症状を発症したりするため、アレルギー疾患の原因「アレルゲン」になるといわれています。
ただ、人を刺したりすることはありません。
■ケナガコナダニ
繁殖力が極めて旺盛で、高温多湿の時に食品やタタミに大発生します。
人を刺すことはありません。
■ツメダニ類
人を刺すダニです。特に、大腿部、上腕部の内側、腹腰部などが刺されやすいです。
フトツメダニ、ホソツメダニ、クワガタツメダニ等があります。
コナダニやチャタテムシなどが発生すると、捕食性のツメダニが繁殖します。したがって、餌になる虫が大発生するとツメダニの発生も多くなり問題を起こします。