アース製薬

およそ8割が勘違い! 間違ったダニ知識とは?

#調査#ダニ対策#アース製薬

アース製薬は、梅雨時に最も繁殖するダニの対策について、全国の主婦600人に対して調査を行いました。その結果、ダニ対策をしている人の中のおよそ8割の人が、生きたダニの駆除には効果の薄い方法を「効果的なもの」と信じて実践していたことが判明したのです。せっかくダニ対策をするなら、駆除効果のある対策をしたいですね。
知っているようで知らないダニの情報、ダニの生態を正しく知ることで、より効果的な対処方法を実践しましょう。

およそ8割がダニ対策を誤認!?

「布団を天日干しすれば、生きたダニは死滅する」
「布団叩きをすれば、ダニを落とせる」

ダニ対策といえば真っ先に思い浮かぶ行為だと思いますが、実は生きたダニへの駆除効果は薄いのです。調査の結果、ダニ対策をしている人の中でおよそ8割が、実際には生きたダニへの駆除効果が薄い方法を「効果がある」と誤って認識していたことが明らかになりました。

効果の薄い対策を「効果あり」と 誤認 していたこと

n = 600 / 基数:対象者全員

その他、効果的な対策として誤認があったものに、次のような行為もありました。

「衣装ケースや押入れに新聞紙を敷く」
「加湿器で部屋の湿度を高めに保つ」

良かれと思って実践していたことが、実は効果が薄かったというのは驚きかもしれません。

「布団の天日干し」、実は駆除効果が薄かった!?

主婦全体のおよそ6割が、実際には生きたダニに対しては駆除効果の薄い「布団の天日干し」をダニの駆除対策として実践していました。それとは逆に行われていた効果的な対策は、次の通りです。

「布団乾燥機を使用する」…27.1%
「除湿機を使って部屋の湿度を抑える」…25.8%

普段ダニ対策として実践していたこと

n = 414 / 基数:普段ダニ対策を行っている人

主婦全体ではダニへの対策意識はおよそ9割と非常に高い一方で、肝心のダニ対策に関する知識の浸透は2割程度とまだまだ低く、実際の行動に知識が追い付いていないようです。

生きたダニに対しては、生きているダニは水洗いでも生き残ることがある、掃除機がけだけでは吸い切れないなどの実態を知り、また熱や乾燥に弱い性質を理解して布団乾燥機を使用するなどの方法で駆除した後に、こまめに掃除機をかけることで死骸やフンを取り去るというプロセスが有効です。

乳幼児のいる主婦が知らなかったこととは!?

乳幼児のいる母親が
知らなかったこと Best 3

主婦の中でも、特に乳幼児のいる主婦に、ダニの生態に関する知識のない人が多かったようです。結果は次の通り。

「ダニは気温25℃以上、湿度60%以上で繁殖する」…62.0%
「カーペットにもぐりこんだ生きたダニは掃除機では吸い取りきれない」…45.0%

また「布団乾燥機を使用する」などの適切なダニ対策を行えていた人はわずか12.9%と、正しいダニ知識・対策ともに十分に浸透していない傾向が見られるようです。

梅雨はダニの大繁殖期。カビと一緒にダニ対策!

ダニの繁殖時期についての知識

調査の結果、「ダニが最も繁殖するのは梅雨(6〜7月)」という事実を知っていたのは主婦全体の71.8%。さらに、梅雨時期にダニ対策をしている主婦は55.7%、カビ対策をする主婦は68.5%と「梅雨はカビと一緒にダニ対策も」が生活習慣になっているようです。

一方で乳幼児のいる主婦では、梅雨時期にダニ対策をしている主婦は49.0%、カビ対策をする主婦は58.0%と、主婦全体と比べて低い結果となりました。

今回の調査は、主婦全体だけでなく、その中でも乳幼児の子を持つ主婦のみも併せて調査し、ダニに関する知識に差があるということが分かりました。小児喘息の原因の50〜80%がダニアレルゲンと言われており、乳幼児の子を持つご家庭でも正しいダニ知識を身に付け、適切な対策をしていただくことが大切であると言えそうです。

知っているようで知らなかった正しいダニ知識

では、駆除効果の高いダニ対策とはどの様なものでしょう。まずは、生きたダニの駆除方法やどこに潜んでいるかなどの生態を知ることが大切ですが、そうしたダニの情報を知っていた人はなんと2割にも満たなかったのです。

効果の高い対策としては、ダニが熱と乾燥に弱い性質を利用し、布団や毛布を洗濯機で丸洗いするだけでなく、布団乾燥機を使用するなどの方法で駆除した後に、こまめに掃除機をかけることでその死骸やフンを取り去る対策が有効です。

「ダニは気温25℃以上、湿度60%以上で繁殖する」
「ダニは高い温度にさらすと死滅する」

こういったダニの情報を知って効果的な対策をしたいですね。

最後に、ダニアレルギー対策の専門家である白井先生に、調査結果に対するコメントをいただきました。

「ダニはとても小さな生き物です。住まいの中に潜むその姿は、肉眼で容易に確認できません。そのため住まいの中でどれだけダニが増えているのか、という実感が得にくく、対策が遅れがちになることがあります。この度の調査では、ダニの生態や対策について誤解されている割合が高く、十分な駆除効果が得られていない世帯が多いのでは、と思われます。

また布団の天日干しは、布団を乾燥させダニを増えにくくする効果が長期的には期待されます。しかしダニの死滅効果は高くなく、また布団叩きによるダニの除去効果も高くありません。これらをはじめとする対策方法が、ダニ対策に効果的であると誤解されている方が一定の割合いらっしゃり、特に乳幼児をお持ちの主婦ではその傾向が高く見られるようです。ダニ対策の正しい情報の普及が望まれます。

ダニは高温と乾燥に弱い生き物です。乾燥機を用いた熱処理は、ダニの死滅効果が期待できます。そして処理後に掃除機をかけフンや死骸を取り除く事で、ダニの汚染を減らしていく事ができます。しかしダニ対策に取り組まれる割合は、カビ対策に取り組まれる割合に比べ低く、また正しくダニ知識を知っていた割合も2割と低いため、ダニの減少につながる対策が実施できていない世帯が多い可能性が考えられます。乳幼児期におけるダニのフンや死骸などホコリへの接触と、その後のアレルギー発症について関係を調査した研究もあり、ダニ対策の正しい情報に触れ、効果的なダニ対策に取り組まれる世帯が増えていく事が望まれます。」

環境アレルゲン info and care
代表取締役 白井秀治 先生

  • ※調査概要
  • 調査期間:2017年6月19日(月)-6月20日(火)
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象エリア:全国
  • 調査対象者:一般主婦

おすすめ記事

ページトップへ