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蚊のスペシャリスト 話題の大学生、アース研究所に。

蚊のスペシャリスト 話題の大学生、
アース研究所に。

東京2020 スペシャル記事 PART1

目前に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック、そしてその先の日本へ。
私たちアース製薬は、メダルを競うアスリートたちと大会を全力でサポートすると共に、
様々なジャンルで未来創造に挑戦する若者たちを応援します。

今回ご紹介するのは、まだ十代ながら蚊の研究者として知られる田上大喜さん。
蚊の知られざる生態についての独自の研究は、多くのメディアに取り上げられました。
その飛び抜けた独創性は世界が認めるところとなり、コロンビア大学に招かれ、大学院のラボで最先端の研究に取り組んでいます。
その話題の大学生、田上大喜さんがアース製薬の研究所を訪問。彼はアメリカで研究を続ける一方で、日本の企業がどういう観点で蚊を研究し、蚊や害虫に向き合って商品開発を行っているかを知りたいと考えていたのです。

田上大喜さんMichael Dames for Columbia University’s Zuckerman Institute
PROFILE
田上大喜さん

高校生時代に『蚊の研究』で、一躍有名になった田上大喜さん。1999年アメリカで生まれた田上さんは、アメリカ・シカゴ、オーストラリア、シンガポールを経て中学から日本で過ごし、蚊の研究に取り組んだ。高校2年生のとき、蚊に刺されることと人の足の裏の菌の種類との関連性を初めて発見、筑波大学が主宰する「科学の芽」賞第11回に論文「蚊が何故人間の血を吸いたくなるのかを、ヒトスジシマカの雌の交尾数で検証する」で受賞。2018年にはアメリカ・コロンビア大学に、学年上位10名だけが選抜されるラビスカラーとして合格し、研究者待遇で入学。そして今、ノーベル賞受賞者を何人も輩出しているザッカーマン研究所で、19歳ながら大学院生たちと共にショウジョウバエの神経幹細胞の研究に取り組んでいる。

目次

アース製薬研究所・飼育室 見学

ガイド役の有吉研究員と、談笑する田上さん
アースくん
聞き手
アース製薬
公式キャラクター
「アースくん」

アースくん田上さんには、蚊やゴキブリなど様々な飼育室を見学していただきました。何が最も印象に残りましたか?

田上さん一番といえば、やはりゴキブリでしょうか。私自身もこれまでに蚊をたくさん育ててきましたが、さすがに企業の研究所となると飼育数が桁違いですね。蚊だけでなく、あれだけ多くの種類のゴキブリを見たのも初めてでびっくりしました。蚊の飼育ではエサのやり方を工夫されていて勉強になりました。私もいろいろ試しましたが、エサをやるのに一番苦労しましたから。
また目的が商品開発とはっきり定められている研究と、私の実験との違いも感じましたね。一方で蚊の行動観察を通じてしっかり捉えようとする考え方は、私も同じようにやってきたので間違ってなかったんだとうれしく思いました。

蚊のエサは砂糖水。蚊が溺れないようにシートも入れる。

アースくん飼育設備も初めて見るようなものがいろいろあったと思いますが、どれが印象に残っていますか?

田上さん個々の設備がいずれも見たこともないようなもので、すごいと思いました。またじっくり見るとよく考え工夫されていることもわかりました。例えばゴキブリや蚊が逃げださないような仕掛けなどが印象に残っています。私は日本での研究中、蚊に逃げられることがありましたので…。

アースくん田上さんがご自宅で蚊を飼っていたときには、どのようにしていたのですか?

田上さんお金がなかったのでダンボール箱の中で飼っていましたね。その中で蚊にニオイを嗅がせようとするのですが、なかなかうまくニオイが箱の中全体に行き渡らず、苦労しました。見せていただいたオルファクトメーター(※)では、ニオイの嗅がせ方が工夫されていてとても参考になりました。半年もの長期間にわたって経過観察するのも、一人ではできないことですよね。商品開発は2年ぐらいで仕上げてしまうとのことで、本当にすごいなと思います。

アースくん田上さんは夏の間ずっと、蚊の研究を進めていたのですか?

田上さん蚊が出始める5月から11月ぐらいまでが実験に使える期間です。寒くなると蚊は死んでしまうので、この約半年の間にいろいろ条件を変えて実験していました。

アースくんもし、この研究所の設備や虫たちを自由に使えるとしたら、どんな研究をしてみたいですか?

田上さんいろいろな種類の蚊がいるので、種類の違いによる交尾条件の違いなどを観察してみたいです。私がこれまでに試した実験では、ヒトスジシマカは人の足のニオイに反応して交尾しますが、オオクロヤブカは足のニオイに反応しませんでした。ところがオオクロヤブカは明け方に、おしりのニオイを嗅がせると交尾したのです。おそらく蚊の種類により、活発に反応する時間帯や物質が違っているはずで、そうした違いを調べることができれば面白そうです。

アースくんご自宅で蚊を飼うというのはなかなか勇気がいるような…。田上さんは最初から蚊を好きだったのですか?

田上さん好きでも嫌いでもなかったのですが…。蚊によく刺される妹を何とか助けてあげたいと実験を重ねているうちに、どんどんかわいい存在になっていったというか。だから、腕にとまったときでも叩いたりするとかわいそうだなと思ってしまうんです。私からすれば、アース製薬の飼育担当の方々が、ゴキブリを平気で触られている方がすごいと思います。

※オルファクトメーター
臭気物質に対する生物の反応を観察するための装置。アース製薬研究所では、蚊に対して二酸化炭素や特定のにおい成分を嗅がせて反応を見るために使用している。

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